お疲れさまです。
今回のサムネはブログ内容とは関係のないものですが、
私が以前、改修計画のための下地調査をした時に出会った劣化現象です。
辛うじて目地モルタルで繋がっているタイル面で、
発見時にはとても驚きました(;'∀')
あと、もう一つ余談ですが、
先日お話した建築物石綿含有建材調査者講習、受かりました\(^o^)/
不安しかなかったので一安心ですが、きちんと必要な知識を復習しなければ...!!
さて、やっと本題ですが、
先日、ある建物屋上の鉄骨塗装を行いました。
その際に高圧線が塗装対象物に隣接していましたので、
電気屋さんに相談の上、東北電力さんに高圧線をストップしてもらう申請を事前に行っていました。
このようなことは私の経験の中で初めてだったので、施工当日はドキドキでした笑
(当然ではありますが)電気保安協会さんにも立ち会ってもらい、
高圧線はどうやって遮断するのかなーと作業状況写真を撮影しながら注目していると、
物理的にバッツバッツと枝切りばさみのような工具で高圧線を切ってました...( ゚Д゚)!
そんな簡単に高圧線切っちゃっていいの??と愕然としつつ、
どうやって復旧するのか作業員さんに聞いたところ、
専用の工具で圧着して繋げるそうです!!
その辺り遠目からしか見れないので実際の圧着状態はわかりませんが...
(近場で見たかった!!)
でも、他業種の作業を見ていると常に新しいことを知れるので面白いです(^^♪
ただ、電気屋さんも絶縁手袋の上マジックハンドのような工具で遠隔的に作業を行っていたので、
本当に電気屋さんは危険な作業をしているんだなと感じました。
高圧電流が身体を流れると、その作業員は焼死もしくは重度の障害となり、
電気事故によって大停電が起こったり大規模に影響が出るため、
電気事故を起こした施工会社は、
電力会社等に損害賠償を億単位で支払わなければならなくなるそうです。
ちょっとだからと停電申請費(数十万程度掛かります)をケチって安易に施工を強行すると、
人も亡くなり自分の会社を失くしてしまうことになるのです。
さらに、この電気の危険性を知らない方は本当に危険なことをしているそうです。
聞くところによると、
高圧線が邪魔だからと手で掴み除けながら足場部材を運んで足場を組んでいたり、
高圧線が貫通している状態で新築住宅の梁・柱を組んでしまったりと、
マンガのようなことも実際あったそうです( ̄▽ ̄;)
そして、今週ニュースで知りましたが、
重機が高圧線に触れたことで近くにいた作業員が感電した事故があり、
その方は意識不明の重体だそうです。
このニュースを聞いたとき、本当に他人事ではないなと感じました。
建設業は多岐に渡る専門業種の集合体ですが、
現場で何が起こるかはわからないから自分の業種のことだけではなく、
いろんな業種における危険性とその予防策は建設業に携わる全ての人が熟知する必要があると、
強く思いました。
私も施工管理や材料の知識だけではなく、安全管理についてもLvUpするよう精進していきます(^_^)